自分のルーツである「和」をテーマとし、「異界/あの世とこの世/現実と非現実/
人間とモノ/そしてそれらを越境するもの」 をコンセプトに人形と写真を制作しています。

人と同じ形をしたモノである人形。
そして現実の忠実な再現と思われていながら実は全く異なる写真。
「人間とモノ」「現実と非現実」、これら境界としての性質を備えた二つの表現を通し、
日常に横たわる断層とあるいはそれが消えていく瞬間を捉えることを試みます。
また、人形作品をモデルとした写真を通し、その対比をさらに複合化します。

2015年より和の球体関節人形「乙女人形」に加え、
「日本人の宗教観」「物神」「神様は人が作る」 をコンセプトに据えた新しい人形作品
「神様シリーズ」を発表。人間と人形の関係に新たな解釈を加えます。